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「福岡DIYリノベWEEK 2015」レポート 西日本新聞経済電子版 q-BIZ

カテゴリー:ビルストック研究会
投稿日:2015.12.8

「福岡DIYリノベWEEK 2015」レポート 西日本新聞経済電子版 q-BIZのご了解頂き全文ご紹介させて頂きました。
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「新築ビルばかりでは若手は活躍しない(できない)」
NPO法人福岡ビルストック研究会・吉原勝己理事長(11月9日)
「福岡DIYリノベWEEK」でリノベーションの意義を語る吉原勝己さん
街の姿は絶えず変わっていく。特にJR博多駅周辺など再開発エリアは変化が目立つ。徐々にビルが新しく建て替わり、街に新たな息吹を吹き込むのを感じる。しかし、再開発だけで街の魅力は増すのか−。そう考えさせられた。
「新築のビルばかりでは若手が活躍する場は生まれない。地方都市は活性化しない」
リノベーション(改修)で再生した古いビルや民家を公開する「福岡DIYリノベウィーク」が始まった11月9日。スタートイベントで、主催するNPO法人福岡ビルストック研究会の吉原勝己理事長(54)は言い切った。
イベントでは、会場となる12施設の利用者やリノベの仕掛け人たちが、建物の魅力を紹介した。有志で改修作業をするうち、入居希望者が次々と現れて地域おこしの活動まで始まった福岡市郊外のビル、築40年のマンションが若者の集まる拠点になった大牟田市のプロジェクト…。興味深い内容に加え、発表者が20〜40代の若手中心だったのも印象的だった。
「新しいビルは必然的に家賃を高くせざるを得ず、使える人や企業は限られる。特に若い人には縁が遠くなる」と吉原さんは指摘する。「新築を建ててもちゃんと埋まるのは福岡市中心部など全国でも一部の地域だけ。それなのに田舎ほど『新築信仰』が強い」。十分に使われるか分からないビルを建てるより、今ある建物を資源として使うべきだ、と言うのだ。
大手建設会社が手がけることが多い新築ビルに比べ、リノベは市民が関わりやすいため、地域の感覚に合った建物になりやすい面もあるという。
リノベウィークは、7日間で延べ約1300人が訪れた。東京や大阪など九州域外からの見学者も少なくなかった。「リノベ物件を面的に見られる場は意外と少ない。福岡の注目度は高いんですよ」と吉原さん。
つい新しい建築物の動向に目がいきがちだったが、実は古いビルの再生も進んでいた。今後、どう広がっていくのか。こちらも目が離せない。
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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。