リトル商店街 プロジェクト報告

カテゴリー:スペースRデザイン事業
投稿日:2016.10.1

みんなで頑張った『清川リトル商店街』プロジェクト。全員が未経験。専門家抜きの場作りプロジェクト結果。
今回あえて、民間企業による8ヶ月間の社会実験としての立場で、運営情報のまとめを公開させていただきます。
内容ご覧頂きまして、もしもご興味の方にはご送付させて頂きます。

 

集まったメンバーは、
⚫11店舗+ガレージカフェ。
その内訳は、男女も世代も多様なところが意外です。
(20代4人・30代3人・40代1人・50代3人・70代1人。女性7人・男性5人)
⚫メディア取材27件。
⚫延べ来場者 2600人。
⚫問い合わせ店舗数。55件。
⚫イベント回数 34回。
⚫FB 1057 いいね。
そのベースとなった冷泉荘での経験は、人と建物のより良い関係、そして再生のパートナーは入居者さんであること。
現にこの企画の提案者 下野さんは、新高砂マンションの入居者さんであり、このプロジェクトを振り返り「形に正解はない。日々進化し続ける商店街」。

 

⚫八女茶『Chiyonoen tea farm』原島さんより
「イベントとは違う。実際にお客さんと接することで見えてくることがありました。」
⚫イラスト デザイングッズ販売『Illust & design napsac』諫山さんより
「自身のイラストレーターとしての方向性を再確認。腕を磨くいいトレーニングになりました」
⚫ガレージカフェ『コーナーズ』林さんより
「やればできる。ということを身をもって体験した5ヶ月間でした」

 

各地でのシャッター商店街活性化活動の経験から学ばせて頂いたこと。
これから必要なもう一つの考え方は、
⚫リノベーションを行わない(投資がごくわずかな)「nonリノベーションの手法」
⚫「小商いの集積」
⚫「入居者さんたちの自治」
という3つの概念を組み合わせた場の活性化手法。
もちろんこの一例では普遍性はありませんので、各地での検討にはこの上にアレンジを加えて頂ければと思います。

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報告書の最後は、プロジェクト責任者のスペースRデザイン牛島君、最終責任者の吉原より、5ヶ月間の PJ メンバーをはじめ関わって頂いた皆さま、そして建物から学ばせて頂いたことをコラムに。
新しいまちの使いこなし方をみんなで体験した中で、未来のまちを作るのは、そこで顔を出して活動するメンバー私たちそのものだった気付きです。
ここで心がけたのは、今後の地方都市に必要な、最小限のお金で賑わいと商いを成立できる経験。それは、今のリノベーションとは離れた概念から始める必要があり、今回その可能性を見つけることができました。
お金を使わずに物事を動かすのは大変なことですが、先代まで農家であった私たちからすれば、先祖が荒れ地を耕して開墾した的ことなんだろうと思います。
私の結論は「誰もしてないチャレンジには失敗という言葉はない」ということ。牛島君からは「オフィスに働く人を集めるのではなく、多様な働き方の人が集まったまちを福岡的シゴトバにするのが、これからの私たちの仕事」。
そのために、畑に水を引くのが私たちの仕事なのかと思います。
メンバー各人にとって人生の示唆に富む貴重な半年間でした。
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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。