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『福岡DIYリノベWeek2016』レポート(掲載:全国賃貸住宅新聞) その1

カテゴリー:ビルストック研究会
投稿日:2016.12.14

今年ものべ1000名の方にお越し頂いた『福岡DIYリノベWeek2016』のレポートを2回シリーズで全賃さんに密着取材頂きました。その第1回は、今年初参加となる久留米市の団地と半田ビル。そして、福岡市南区の大橋駅前学生アパート。
以下、要約させて頂きます。
きっかけは、吉原より「″NPO法人福岡ビルストック研究会″の仲間たちの地域が衰退していく中で、既存の物件を生かすことで地域を再生したい思いから始めたイベント」。
そこでのプログラムは、″DIYリノベ″ の技術を用いて地方都市の老朽化不動産に、入居者さんのつながりを生み、建物の価値を高めて、人を地域に呼び込む成功(失敗)事例を見ながら、その体験の話が直接聞ける1週間。旅として楽しめるリノベーションイベント。参加者も全国からの多様なポジションの方々で、一緒に地元の食事や、みんなで作った部屋での宿泊体験もできるもの。
1)久留米市 築38年民営団地「コーポ江戸屋敷」
地元 久留米の、半田啓祐・半田満兄弟らにより久留米的デザイン「ほとめき(久留米弁でおもてなし)リノベ」で5戸を完成させた。
吉原より「地元の特性をデザインに取り入れた改修をすることで、地方文化の差別化を図れることが明確になった。また、入居者さんがDIYできる余地を10~20%残しておくと申込み確率が高まる可能性が示唆された。今後、この団地を一つのまちと見立てて育てていきたい」
2)久留米市 築35年「半田ビル」
半分が空室だった物件に″DIYリノベ″を近隣住民とおこない、今ではご近所さんや小学生が立ち寄る賑やかな場所になっている。「地域の人が集まる場所を作れば、物件の価値も高まる」と1階を事務所兼レンタルスペースに開放。そして、入居者以外でも使える家庭菜園づくり。ほどなく、界隈に自然と人が集まる賑やかな場に生まれ変わり、二次的に優良な経営を実現している。
3)福岡市南区 「大橋吉浦ビル」
城南区樋井川「吉浦ビル」の賃貸カスタマイズ化で突出した動きを見せる吉浦隆紀オーナーの西鉄大橋駅前物件は、20戸中9戸に九州大学学生が″DIYリノベ″ で住まうマンションとして満室稼働中。退去予定も学生たちのSNS・口コミでクリア。
女子2人のシェアルームでは「改修は限られた予算内で何ができるか考えるのも醍醐味」。
WEEK2016 主力メンバーの一人九州大学 井上 隆人君は「自分が手間暇かけて作った住居は将来も訪ねたいと思える場所になる」。来春卒業も入居していた部屋には後輩が入ることが決まっている。物件を拠点に大学時代の友人たちと再会の場になることを期待している。
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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。