夕方の長崎県佐世保駅前での異空間体験のお話し。特急みどりを降りて、引き寄せられるように路地階段を山の手へ登る。駅前の便利な住宅街だったはずの丘一帯が、まち全体が廃墟・廃屋街になっていた。戸建も、賃貸アパートも、植物に覆われたり、ゴミが詰め込まれたりしていて。解体費が出せたらしい一部のお屋敷は雑草の空き地になっておりました。
ゴミ回収そり。路地階段ネコ。人を見たら怪しむ感じの散歩のお年寄り。入れるはずが無い狭い路地に停まっている軽トラ。
駅前のビジネスホテルやまちの賑わいが見える環境でこんなことが起こっていた。未来の地方都市中心部はこんな感じになるんでしょうか。
丘を降りればすぐ人通りがたくさんの商店街で、フランスで知り合った知人がやっているスペインバルのお店で、佐世保の友達たちと会えてホッとなり、異空間さがより高まるのでした。