吉原住宅有限会社[ビンテージビル創出企業] > 活動ブログ > セミナー・勉強会 > セミナー、勉強会 > 「DIY不動産の社会学」「DIY不動産の経営学」カレッジ

「DIY不動産の社会学」「DIY不動産の経営学」カレッジ

カテゴリー:セミナー、勉強会
投稿日:2018.5.16

5月15〜16日の賃貸住宅フェア九州にて「DIY不動産の社会学」「DIY不動産の経営学」連日カレッジに向けデータ解析中。8年続けてきた私塾 “ビンテージビルカレッジ”。この機会に2日間、そのオープン講座を企画しました。

振り返ると、13年間かけ 83室で DIYを活用したリーシング実績は、アイデアの塊でした。
入居難航物件を個別事情に合わせてオーダーメイドでビンテージ賃貸へと取り組んできた「DIY賃貸」データから、今後の経営革新のヒントをご紹介させて頂きました。

1日目のテーマは、 信濃 康博先生、西野 雄一郎先生と煮詰めてきた『DIY不動産の社会学』。超満員の聴講生をお迎えし、岩永 真一さんにもホワイトボードで講義をダイレクトにまとめてもらった。

DIYには不動産だけでなく、まちが潜在的に持つポテンシャルをつなげる力があって、触媒的な作用を発揮してそれを顕在化させるよう。

そして、その背景は社会の価値観が大きく変わり始めていて、それを客観的に理解しておかないと、せっかくのDIYの強力な触媒力を活かすことが出来ないのかもしれない。

会場の熱気とその後の反応から、今後 カレッジのシリーズ化が必要かも。

2日目は、DIY不動産関与者8名の参考人聴取。それは、オーナー・管理会社・入居者・DIY職人及びDIYコーディネーターなど、これをビジネスモデル化する上で必要条件となる職能。
スペースRデザインの社内データから解析した「経年難攻賃貸のDIY解決80事例」より、DIYには不動産から始まる社会性(つながり力)を重視した『ソーシャルDIY』と、ハードやデザイン改良優位の『クローズDIY』という異なる対立概念があることが確認され、その実績は約50%ずつだった。

“クローズDIYはハード改善・空室対策”が目的となることが多く、“ソーシャルDIYの効果としては前2目的に加え不動産ブランディング・サスティナブル経営を経由したエリア価値向上という、遊休不動産を用いたまちの活性化” につなげる可能性を持つ。

DIY不動産企画の上ではこれを理解してプログラム化することが必要と考え、ビンテージ不動産を経営理念とするスペースR社ではこれを必然的に多用している。

管理会社社員さんたちの言葉から、DIY不動産関与による仕事に対する自信ややりがい 自己成長への証言には、仕事に情熱を持ちたい同じ職業人として感動。

入居者の立場から、多くの人を巻き込みながら自分の部屋造りがなされることのワクワクがそのまま伝わるお話し。

最後に最も重要と考える“DIYから始まる新職能”からの証言。それが“DIY職人” と“DIYコミュニティデザイナー”。実はこの職能がないと不動産のDIY化を進めることは出来ないでしょうし、この職能が開発されることで新産業を生み出す可能性を秘めていることが、4名のヒアリングから明らかになる。

より学びたい方は、2018年11月5日~11日の 福岡DIYリノベWeek でその実体を体験してはいかがでしょうか。

過去の記事
吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。