枚方市「UR香里団地」で起こった団地の事件その1 はこんなこと。
久留米の団地『コーポ江戸屋敷』で 甲斐徹郎さんの「コミュニティデザイン カレッジ」で学び合った同志たち20人が再びここに集まって、大阪と福岡との距離をものともせずに学び合えたこと。日本最大の不動産経営企業URと福岡の小規模不動産関連事業者が規模に関係なく一緒に学び合えたこと。不動産経営者・研究者・職人さん・まちづくり事業者・団地入居者という異なるポジションの人たちが一緒に学び合えたこと。
どうも団地というテーマには、どんなポジションでも平等に関われることに意味がありそう。
団地という謎多き巨大ストックにはこれからの日本を生きるためのヒントがたくさん埋もれた金脈のように思えました。
巨大団地で起こっていた事件その2。
D51棟(通称デゴイチ棟)は、エレベーターの付け替え工事のタイミングで、棟の中心近くに新設。そのタイミングで入居者さんたちが管理するお花畑が出来まして、1Fピロティにはデッキが張られてイベント広場に。そして花壇に向いた心地よい大型ベンチが設置された。そこまでは良くあるお話しですが(実は良くある話ではない)、我々が目撃したのは昼からバスでやって来られる、遠く離れた団地の入居者さんとの交流会準備を大勢の団地の入居者さんたちがやっていて、しかもほぼシニアの皆さんがテキパキと。
始まった団地交流会は60人近くで、花壇でのひまわりの種植えワークショップにフランダンス、カレーにBBQ大会。今、UR賃貸団地には団地にしか出来ない豊かな暮らしがあったんですね。しかも、それを苦労して住人の皆さんと二人三脚でここまで実現されたのが、久留米の団地「コーポ江戸屋敷」で チームネット甲斐 徹郎さんのコミュニティデザインカレッジを一緒に受講した URの 片岡有吾さん。
謎多きはずの巨大団地だったのに、賃貸団地だからこそこんなステキな生活を実現出来る時代に入るのかもしれない。シニア世代の方々が主役になれる生活のイキイキさが健康に与える影響は計り知れないと思う!
世代を越えて、自分達の作りたい暮らしは自分達で作ればいい団地の姿。
全国の住まいを研究される方々に、いえそれ以上にシニア健康の医学研究をされる方々に是非とも高齢化社会の先進事例としてその可能性を勉強する必要がありそうに思えました。
時間をおいて仲良くなった入居者の皆様とみんなでお会いできる機会が作れればと思います。