やっと来れました。鉄川先生の煉瓦造り教会の集大成とされる、1917年竣工の長崎県『田平天主堂』。
信者さんたちの礼拝の時間が終わるのを待って、解説とともに礼拝させて頂いた内部の素晴しさ。住人の信者と神父さんの大変な苦労によって作られた意思が形になったとしか思えないオーラ。7×7の上部と下部のステンドグラスは作られた国が異なるとのこと。そうして見るとテイストが違っていたり。
ルルドの礼拝所や、資金難でコンクリートの代わりに貝殻を焼いて石灰として煉瓦の目詰めに使った貝殻焼き場など。かまどのススで色付けされた変イギリス積/小口積みを用いた煉瓦と、日本の瓦の相性が綺麗です。
鉄川先生は上五島の大工棟梁の家に生まれ、20歳からぺリュー神父から西洋建築の基礎を学び、ド・ロ神父から教会建築の精神性を学ばれて、煉瓦造りに限ると17教会に関わられています。
今日は移動が長いのでこれくらいで。