熊本の伝説的不動産プロジェクト視察

カテゴリー:ビルストック研究会
投稿日:2018.12.17

熊本県立大学イルジ准教授先生のご厚意で、熊本市内の伝説的不動産プロジェクトの特別視察を実施。
山本理顕氏設計「県営保田窪第一団地」前から始まり、末次さんがプロデュースされる「賃貸民泊オビハウス」へ。空き家となっていた築55年 横並び2棟の並行長屋。それを縦割りユニットへのリノベーション計画で、“母屋”と“はなれ” がワンセットの賃貸となる。入居者は母屋に住み、はなれを民泊として各自が経営することができる。それを熊本大学の学生との連携で準備されていた。

テレビ局の末次さん密着取材でコメント求められ「賃貸を借りることで外来者と関わり、まちと関わり、稼げる時代が来るのかも。賃貸住宅が、住まうから、そのまちを活性化しながら、そのまちで食べていくための、次の新たな段階に進化する過程を見ているようです。新規性と社会性と収益性を兼ね備えた、稀有な発想に驚きました」みたいなことを言うたと思います。

そして、熊本城 補修中の石垣を目の前にした2棟の「スミツグハウス」。こちらも古家をリノベーション+DIYで民泊や時間貸しで使われているブランド古家。BnB 本の表紙になっています。

「新町古町」まち歩きでは、いきなり歴史的古民家再生中のサンワ工務店 山野潤一さんと偶然お会い出来て、皆さんで一緒の食事を、手がけられた「壱之倉庫」で。少し前、FMラジオで5週連続インタビューされた山野さん特番を偶然聞いた時の感動を伝えずにはいられなくなる。

その後も、アンビリーバボーな変化をし続ける「上乃裏通り」のプロデュースされたお店巡り、そして夜の飲食街商業施設屋上での保育園企画を紹介頂く。熊本市街地は震災を乗り越える大変さの中、ちょっと目見えにくいが、深いところで強い変化が起こり続けていた。

当初企画の、“ふつうじゃないツアー”を越えた、“ありえない熊本市街地視察” になりました。このようなところからの交流が生まれると、次の世代の大きな力になるような気がします。熊本の皆さま大変有難うございました。

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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。