シェアハウス「一宇邨」2019 NOW

カテゴリー:スペースRデザイン事業
投稿日:2019.2.15

シェアハウス「一宇邨」に、ファンでもあるライターさんが取材に来られて。ファンでもあるこの実験住宅の建築家、そして一宇邨プロジェクトの企画発案者のオーナーさんのお話しが改めて伺えて、何てステキな仕事。このプロジェクトが8年を経た今、自分の目からは3つの進展が見えてくる。

1)建物の進展
当初、利用できるスペースは建物の一部だったのが、今や三階層の建物全部のスペースに行き渡る。その背景にある、変化を許容する設計の思想が、年月を経ても、今の利用の仕方を受け入れて、実証され続ける。建築・設計の奥深さを学びます。

2)開かれるまちへの進展
一宇邨が出来た頃から比べると、中央区でありながら斜度15度オーバーの坂のまちにも関わらず、この道沿いのまちなみに力が湧きはじめて。かつての入居者さんがこの通りの住人になられたり。シェアハウスの一宇邨が、開かれたまちにしていくようで。

3)入居者さんたちの人生の進展
かつての入居者さんたちが遊びに来られる、その姿を見てみると。皆さんの夢が大きくなって、それを現実にする人たちがたくさんいて。大切なのは、退去してからの生き方。今日も世界に羽ばたく仕事に向かうお一人が、会社に寄って頂いて、僕らに夢を分けて頂いた。離れても、福岡にはまた遊びに行ける人がいて、そんな場所がある。

 

シェアハウスは、福岡での一時的な暮らしでしかないけれど。現在過去の入居者さんたちと、オーナーさん、そして管理の私たちが一緒に育て育てられる暮らしが、福岡の都心にあることが、とても嬉しくなりました。余韻の中で、近くのお気に入りの喫茶店でお茶会。

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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。