福岡県エコ賃貸住宅普及促進検討会会議

カテゴリー:セミナー、勉強会
投稿日:2019.3.28

慶應義塾大学の小林光教授を中心に、低炭素社会に向けた、賃貸住宅推進の検討委員として参画させて頂いた「福岡県エコ賃貸住宅普及促進検討会」の最終会議で県庁へ。
福岡県では県住宅供給公社 賃貸住宅施策として、入居が始まったサスティナブル先導事業「クラシオン小笹山手」を先進事例として検証段階に入ったところ。民間事業との投資面での解離はあるものの、このような先進事例が福岡市中央区にあることは、今後の賃貸経営情報として知っておく必要がありそうです。

また、議論での問題は、建設やリノベーションなどの改修費と家賃の関係。コストダウンには限界があり、結果として、入居者となりえる消費者・賃貸経営者の意識の変化をうながさないと市場が変わらない。

ちょうど福岡でのリノベーション普及と同様の過程を想定してみると。ハード中心で考えられてきた施策に加えて、ソフト(ビジョン)・オペレーション(行動指針)を組み込むことで、新しいエコ賃貸のブランド市場が生まれる可能性を感じます。

私たちの、そんなケーススタディが福岡県久留米市の団地「コーポ江戸屋敷」。そこでは、施策を始めた3年目あたりから結果が出始めていて、この研究会で学んだことがフィードバックされたように思います。課題の一つは、行政の施策は期限が短く切られ、ソフト・オペレーションの効果が出る時期はその後になることが多く、この分野の評価法は今後の課題かもしれません。今後も、私たちが続ける経年賃貸の勉強会では、エコな面からの賃貸経営とそのブランディング手法を実証してみたいと思います。

過去の記事
吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。