長崎はビンテージビルのまち

カテゴリー:まちなみ
投稿日:2020.10.10

「長崎ビンテージビルヂング実行委員会」さんにお誘い頂いた、長崎市のまちなかに建つ『魚の町団地』(1948年竣工-築72年)特別見学会がサプライズの連続で素晴らしかった。良くまとめられた資料を元に学生さんたちからしっかりと、建物の歴史や当時の生活を解説頂きました。お風呂棟が後付けで増築され、築62の冷泉荘より10年も古いのに、冷泉荘とも違う品質と工夫を感じるアパートメントでした。うかがうと、僕たちの「ビンテージビル プロジェクト」から名前を使って頂いたとのことで、長崎が隣まちに思えてきました。次は、和室写真左壁に開く謎の小窓を見てみよう。


48型アパートの特徴を持つという長崎市「魚の町団地」。72年前の台所がきれいに保存されていた。網戸の棚が懐かしい。引き出し、引き戸は現役で動き、配膳窓が奥様に画期的。
意見交換をさせて頂いた、長崎大学 安武敦子教授の研究室制作資料に、わかりやすく解説「台所:出窓利用の流しは非常に明るく、流し場の下は冷蔵庫となっている。台の上には2個のガス代が備えており、右側は調理台になっていて、小さい窓口(配膳窓口)がある。今までの主婦の労作がとても簡易化されているが、停水した場合水がめがないのが不便である」。見学だけではわからない解説が有り難い。
UR蓮根団地のS30年代奥様写真を見るにつけ、あこがれの生活がここにあったことが想像できました。モガ嫁・モガ母と同居する生活は、想像できませんが。笑

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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。