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2021年春、島原万丈さんと巡る、久留米〜大牟田

カテゴリー:今日のお客様
投稿日:2021.3.29

DIYリノベWEEK 久留米チームの活動拠点、ハンダアパートメント(H&A brothers)・松葉ビレッジ・コーポ江戸屋敷を訪れる。いずれも久留米の静かな住まいのホットスポット。
万丈さんの目を通した久留米のプロジェクトは、関わる人たちにまた新しい視点をもたらしてくれます。少しづつ自分たちのやってきたことが理解できる度に、これからの夢が広がります。

大牟田チームの冨山博史リーダー率いる「大牟田ビンテージのまち株式会社」のできたての活動拠点「路面電車204号」は、西鉄大牟田駅から0分の路面電車リノベーション。
全国で路面電車がカフェになった事例があるかどうかは知らないけれど、昔から置いてあった古びた車両が、村田 仁師匠の企画設計と、市民の皆さんのDIYで、こんな素敵なカフェスペースになるなんて。そして上野さんの「コーヒーサロンはら」が引き継がれて行くなんて。子供からお母さんから年配の皆さんが、誰もいなかった駅前を楽しんでいる景色が奇跡のようです。
地元おばちゃまが、大牟田を走っていたこの電車の思い出を回りの人たちに熱心に話される姿を見ているだけで、この取り組みが地元の人たちにとって、とても今に大切で、この先の大きな挑戦がまた生まれそうなことが一目でわかります。そして、お金とかファッション化で陳腐化したリノベーションの力の限界を越えた、大牟田の人の力を知ることができたことが最も大きい。

大牟田チームの大牟田駅前を変化させたきっかけの一軒が、大牟田の店舗をかっこ良すぎるアート才能で設計建築してこられた、村田仁師匠の代表作のブック&カフェ・床無しプチ廃墟をリノベーション「Taramubooks&cafe
そして、復活する過程にある「銀座通り商店街」の象徴の一軒、軽井沢から戻られたご夫婦によるフレンチレストランにて。
ご縁あって、 冨山博史・村田仁・吉原で創業したまちづくり企業「大牟田ビンテージのまち株式会社」の面々が、今こんな形になろうとは。衰退時代の人生の楽しみは、こんな感じになるんでしょうね。

各地の動きを予想されたかのような万丈さんレクチャーは、ヨーロッパの都市がなぜそうならず、アジアの都市がなぜこうなってしまったか。その理由を、ル コルビジェ・ヤン ゲール・ジェイン ジェイコブス・リチャード フロリダから解き明かして頂きました。
それによって、今回訪問した皆さんのやっていることが、時代とまちを適合させようとしているパイオニアだと、自分たちへの理解が生まれます。お話しが終わっての静かな反響は、そんな余韻の時間だったような。深い思索財産を頂けて有り難うございます。
久留米コワーキング「Mekuruto」壁に以前から貼ってあった『官能中核都市(久留米の造語)』に、今日の日が予感されているようでしたね。

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吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。