市民で運営されている福岡県大牟田市の日本フィルコンサートに感動した体験。演奏が素晴らしいうえに、会場に入ってから出るまで、「コーヒーサロンはら」の上野さんを継いだ、責任者「大牟田ビンテージのまち㈱ 冨山くん」をはじめ大牟田の若い人や子供さん、福岡からもたくさんの知人たちがボランティアで運営を頑張っていた。もう一つの主役だった。
冨山くんから思いを伺った。
「公演はDIY精神の塊みたいな活動。コロナという断絶された社会の中で、市民が団結し、地域の音楽文化を日本フィルと協働で作り、コロナ禍でも前向きに生きる力やエネルギーを提供できれば。子供達の世代へ誇れる大牟田の音楽文化を地域に根差した活動にしたい」
入場時、細かいことでボランティアの若い方に文句を付ける年配者がいた。ところが、あまりにも高い精神レベルで運営されている会場にいるうちに、そんなことでしか自己表現できない状況の人かもしれないと思うようになった。この人は、この会場だから受け入れてもらえている小さな存在。この会場にはそんな澄んだ空気に溢れていた。
帰りは銀座通り商店街の「笑龍」さんで美味しい鉢盛を家族のお土産に。大牟田の皆さんのおかげで、心温まる一日を有難うございました。