新高砂マンションは、吉原住宅 代表 吉原 勝己の実家である旅館を1977年に立て替えたマンションです。丁度、高度成長期に建てられたこの建物は、広いながらもプライバシーが保たれた中廊下型の共用廊下や美しい雁行型の建物レイアウト、70年代を象徴するスペイシ-で開放的な廊下窓のデザイン、バルコニーの可動式ルーバーなど素晴らしい意匠を兼ね備えた造りとなっています。しかし、完成当初は最新設備だった人気物件も、2000年頃には老朽化に伴い空室が目立ちはじめるようになり、2004年から空室が出るたびに部屋のリノベーションを続けてきました。中でも2008年のスペースRデザインによる「高砂女子Rプロジェクト」は、グラフィックデザイナーや日本画家など女性デザイナーによるもので、本物件のレトロな魅力と女性ならではのやわらかな感性が調和した住空間は、人気の部屋となっています。現在、DIY賃貸のメッカとしても全国的に知られ、58室中37室が全く異なるデザインとなっており、今では建物一棟が「リノベーションのミュージアム」となっています。
新高砂マンションは、2008年に外壁、配管改修、2011年に耐震補強工事、2013年にエレベーターなどの大規模改修を終えています。築100年を目指す建物では進化が止まることはありません。10年間にわたり、様々な構想から生まれた37室は、福岡の賃貸リノベーションの歴史そのものです。新高砂マンション一棟が今後のリノベーションと住まいのあり方を予測するための壮大な実験の場であり続けたいと私たちは考えています。
物件概要
名称 |
新高砂マンション
(SHIN TAKASAGO MANSION) |
構造・規模 |
RC造 7階建 |
築年 |
1977年(昭和52年) |
所在地 |
〒810-0005 福岡県福岡市中央区清川2-4-29 |
ウェブサイト
株式会社スペースRデザインのウェブサイトで新高砂マンションをご紹介しております。ここにしかない部屋をどうぞご覧ください。
http://www.space-r.net/rent/shintakasago
アクセス
交通アクセス
天神方面から 西鉄バス 高砂2丁目停(渡辺通り)徒歩2分
地下鉄渡辺通駅 徒歩5分
博多方面から 柳橋バス停 徒歩5分
JR博多駅 徒歩17分(1360m)