冷泉荘 ご入居の皆さん、そして 運営 スペースRデザイン社員の皆さんとの表彰を、所有会社の吉原住宅が代表して受けさせて頂きました。
この建物で証明したいのは、建物における入居者さんたちの自由で有意義な事業や活動〈社会的価値〉の向上が、〈貨幣的価値〉の向上を誘発し、その裏付けによる耐震補強などの〈継続的ストック活用への再投資〉が、築100年を目標とする〈サスティナブル建築〉と〈ストック型ビル経営〉へのイノベーションが起こせるのか?
という仮説への実証実験。
2000年頃から始まった、定期借家契約、イデーRプロジェクトの武藤さんセミナー、ダイスプロジェクトさんの若鶴荘コンバージョンのラシック、福永博先生・丸谷博男先生に連れて行って頂いた オランダ・ドイツの都市型リノベーションの視察からこのプロトコルが形成されました。
すると 吉良室長コメントのように、住居・テナント利用可能なスケルトン賃貸として、必然的に全室 入居者さんによる 設計・デザイン・施工そしてて DIYによるカスタマイズ賃貸となりました。
そこに、N.Y.でのジェントリフィケーションの報告を取り入れ、経済的時間軸を取り入れた思想が明確になったことが、冷泉荘の今なのかと思います。
そういうことで、現状の冷泉荘は57歳の冷泉荘であって、皆さんの歳の経過と同様に老いるだけでなく、より深まる今後を期待したいと思います。
そして、そのソフトウェアを 地方都市各地に拡張しようとしているのが「福岡DIYリノベWEEK」と言えます。
最後に「ビル経営研究所」様、このような機会を頂き誠に有り難うございました。