九州大学箱崎キャンパスでは、工学部に続き、実験生活を過ごした研究室のある理学部棟も解体に入りました。初めて、奥さん 子供たちも連れて自分の大学を見てもらった。
彼らも大学を経験し、その違いから、このキャンパスが持っていた激しいエネルギーが消えるところを感じてくれたようです。もっと、良いときに連れて来ればよかった。
壊れていくのはいつも一瞬です。
残す建物の計画も検討されているようですが、残す意義、壊す意義、それに伴う市民の文化やまちなみや活用法を市民のみんなで考えないと、また未来のまちの重要資源の多くがこれまで同様みすみす壊されることになるのでしょう。
解体が進む一方で、考古学的発見が。原型に近い元寇防塁が発見されたのは初めてとのことで、日本を守るためのここでは薩摩の人たちの仕事だったようです。
歴史的建物が壊されるなかで、より古い遺構が発見されるのも1000年の町 箱崎らしい。かつて唐人町もあった繁栄したくらいの町ですから、元軍が攻める目標だったかもしれないですね。一族の祖母は箱崎村の人でしたから、他人事ではない事件です。
お墓参りの後は、箱崎に移転された戸建レストラン 杢moku で家族食事会。
ゆっくりとした箱崎時間と民家リノベーション空間を楽しめる良いお店です。
最近、箱崎には良いお店が集積し始めているようです。