西九州には、潜伏切支丹・隠れ切支丹の歴史と建築と宗教が今に受け継がれて、時が経つほどその世界的価値や希少さが高まっていくよう。若い頃のドライブでは全く気づかなかった島の風景が、自転車だと全く違い肌感覚の経験ができる。海外交易で栄えた華やかな景色の中にいれる一方で、切支丹迫害の恐ろしい歴史も迫ってきて、そこに巻き込まれた人たちや・ある親子のことが忘れられなくなる。それが、江戸時代ばかりか明治時代に迫害の激しさが増したことを知ると、その子孫も多い集落の人たちが集まるこれらの教会が、なんでこんなに美しさを増しているのかを理解することが出来ました。