世界各国の「オープンビルディング(居住者参加による集合住宅の計画手法)」の実践事例がまとめられた洋書 ‘‘ResidentialArchitecture as Infrastructure’’ での JAPANの一事例として、久留米市における、半田兄弟さんとスペースRデザイン社の『コーポ江戸屋敷』の取り組みが、東京工芸大学工学部建築学科の森田芳朗先生よりご紹介頂きました。
世界事例と比較することで、日本の集合住宅の特徴が浮き出てくるようです。
〈久留米におけるプロジェクトの意義〉
福岡市内で培った賃貸リノベーション再生モデルが困難なエリアでの民間経年団地において、DIYをツールとしてコミュニティデザインを重視した不動産のバリューアップ手法が生み出されようとしている。
〈日本での集合住宅分野の特徴〉
人口減少や空き家増加に伴い、「フロー型」から「ストック型」へと住宅市場が変化しようとしている。
〈日本での賃貸住宅分野の特徴〉
計画や施工のプロセスが居住者やコミュニティに開かれ、住まいの新しい多様性が生み出されようとしている。