吉原住宅有限会社[ビンテージビル創出企業] > 活動ブログ > セミナー・勉強会 > セミナー、勉強会 > 日本建築学会大会 2021 建築計画部門研究懇談会『魅力ある住宅地と伴走する人々-コロナ禍で見えた集住の価値』

日本建築学会大会 2021 建築計画部門研究懇談会『魅力ある住宅地と伴走する人々-コロナ禍で見えた集住の価値』

カテゴリー:セミナー、勉強会
投稿日:2021.9.6

長らく交流してきた皆さまと登壇させて頂くことになりました。楽しみです。
福岡県久留米市の賃貸住宅「コーポ江戸屋敷」で、久留米の皆さんとずっと取り組んできた、「共感不動産」運営の試みを報告させて頂きます(大きな費用はかけられないので、最近話題の団地リノベーション事例に比べると大変ジミなんですが)。
今回の準備では、運営者 そして そこに暮らす人が「伴走者」になった時、建築、不動産そしてまちの未来が変わる可能性を改めて感じました。

 

【概要】
都市の機能別のゾーニング、標準家族という設定、住宅や居住地の選択基準といった「定石」では対応できない現実がある。建築計画はもはや標準解をつくって提示するものではなく、可能性を発見し示唆するものではないか。
よりよく地域が持続していく、もしくは活性化するために「伴走する人々」の活動やそのしくみづくりにも視野が広がってきている。面的な「地区」を計画するのではなく、その中にある「個」から仕掛ける住宅地計画もありうるのではないか。
これからの住宅地計画は、計画して完了ではなく、伴走こそが必要とされ、伴走のなかに、新たな可能性や価値が生まれるのではないか。
本研究懇談会では、シェアハウス、公的団地、民間賃貸マンション、戸建て住宅地といった共有するものと住民間の距離感を異にする事例を取り上げる。
これらの事例はいずれもコロナ禍において集まって住むことの意味を問い直し、積極的に魅力をつくろうとしているものである。「個と共のバランス」を軸に、「伴走する人々」の視点から集住のポテンシャルを議論し、経済的、機能的合理性からみた価値だけでない、新しい価値を発見したい。

 

URL:https://www.aij.or.jp/2021taikaijizen.html

 

過去の記事
吉原住宅 代表プロフィール
吉原住宅有限会社
代表取締役

吉原勝己

1961年福岡市生まれ。1984年九州大学理学部卒業後、旭化成で医薬品の臨床研究を17年行う。その後吉原住宅に入社。
老朽ビルの再生が、資産価値向上と人のつながりを深める手段となることを確認する。
書籍・出版物
DIY賃貸 セルフリフォーム&リノベでファン・ファン・ファン
3人の大家が協働執筆した、賃貸経営で悩まれるオーナーのための「DIY賃貸」の手引きです。
新版 エンジョイ、レトロビル! 未来のビンテージビルを創る
「未来のビンテージビル」を創るためのノウハウを公開。ビルストックの現場からお伝えする一冊。
TOPへ